お茶の産地|秋田県

秋田のお茶|茶らぼ
主なお茶の銘柄
  • 檜山茶(ひやまちゃ)
目次

秋田県のお茶について

概要・データ

秋田県は、日本国内でお茶の生産量は多くないものの、特有の品質と風味を持つお茶の産地として知られています。この地域で特に有名なのが「檜山茶」です。

秋田県のお茶の生産は、限られた地域で行われており、その希少性が高品質なお茶の生産を支えています。

秋田県の気候は、寒冷な冬と温暖な夏が特徴であり、この気候条件がお茶の独特の風味を生み出しています。檜山茶は、その独自の香りと味わいで、地元の消費者だけでなく、茶愛好家の間でも評価されています。

秋田県のお茶の歴史

秋田県におけるお茶の栽培は、比較的新しい歴史を持ちますが、短期間に独自のお茶文化を確立してきました。

秋田県のお茶栽培は、1833年に天保の大飢饉の際、武士の困窮対策として始まりました。秋田藩主佐竹義和が、藩士の生計安定のために栽培を奨励したことが起源です。特に檜山茶は、秋田県の檜山地区で生産されるお茶で、その独特の甘みと香りが特徴です。檜山茶は、秋田県の自然豊かな環境で育てられ、地元で大切に栽培されています。

檜山茶(ひやまちゃ)

檜山茶は、秋田県能代市の檜山地区で生産される日本茶で、江戸時代中期から栽培されています。檜山茶の栽培は、享保15年(1730年)に多賀谷峰経によって京都の宇治から持ち帰られた茶の実を植えることから始まりました。天保の大飢饉時には、武士の内職として茶栽培が奨励され、最盛期には200戸で栽培が行われていました。現在は数軒の農家によって栽培されており、希少なお茶となっています。

檜山茶は、一般的な日本茶の製法に従っていますが、特に葉の厚さが特徴的で、蒸し時間は1分半から2分と静岡茶に比べて長めです。この製法により、独特の香りと風味が生み出されています。檜山茶保存会による檜山茶フェスティバルなどのイベントが開催され、地域での茶文化の維持に貢献しています。

また、檜山茶を使った製品として、茶誠堂による「茶ようかん」や「檜山納豆ようかん」が販売されており、地元の和菓子づくりにおいても重要な役割を果たしています。檜山茶の栽培は、現在も昔ながらの手法で行われており、梶原啓子さんなど地元の茶農家によって継続されています。

檜山茶は、日本の北限の茶としても知られ、その歴史と文化的価値は秋田県のお茶産業において重要な位置を占めています

参照:北限のお茶「檜山茶」

秋田県のお茶の品種・製法

秋田県のお茶、特に檜山茶の製法と品種については、その独特の歴史と文化に深く根差しています。檜山茶の製法は、江戸時代中期に始まり、現在も古くからの手法が用いられています。

  • 製法: 檜山茶は、手もみで製造されるのが特徴です。茶摘みは5月上旬に始まり、一芯二葉(先端の芯芽とその下の2枚の葉)を摘み取ります。摘んだ茶葉は蒸し処理され、蒸し時間は1分半から2分で、これは静岡茶に比べて長めです。手もみ工程は約5〜6時間を要し、焙炉(ほいろ)で茶葉を乾燥させます。この工程を通じて、茶葉は細い針状で艶のある形に仕上がります。
  • 品種: 檜山茶の品種は、宇治の在来種をベースにしています。品種改良や改植は行われず、伝統的な品種が守られています。

また、檜山茶は秋田県能代市の檜山地区で栽培されており、杉の木に囲まれた茶園では、杉の木が日差しを遮ることで、かぶせ茶のような甘みのあるお茶が生産されます。現在、檜山茶の生産は数軒の農家によって行われており、希少価値の高いお茶となっています。

日本茶の産地まとめ

日本全国のお茶の産地を紹介しています。都道府県のリンクから詳細記事を読むことができます。

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日本茶の産地一覧
北海道青森県岩手県宮城県秋田県
山形県福島県茨城県栃木県群馬県
埼玉県千葉県東京都神奈川県山梨県
長野県新潟県富山県石川県福井県
岐阜県静岡県愛知県三重県滋賀県
京都府大阪府兵庫県奈良県和歌山県
鳥取県島根県岡山県広島県山口県
徳島県香川県愛媛県高知県福岡県
佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県
鹿児島県沖縄県

日本茶の銘柄まとめ

茶らぼでは、全国の日本茶銘柄の一覧をまとめています。

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都道府県のリンクから詳細記事を読むことができます。

都道府県府県銘柄銘柄|生産地名(地域)からの呼称
北海道--
青森県-黒石茶
岩手県-気仙茶、陸前茶
宮城県-桃生茶
秋田県-檜山茶
山形県-庄内産茶
福島県--
茨城県-茨城茶、猿島茶、奥久慈茶、古内茶
栃木県-鹿沼茶・黒羽茶・(須香川茶)
群馬県--
埼玉県狭山茶狭山茶、河越茶(川越茶)、秩父茶、児玉茶
千葉県-佐倉茶、八街茶(やちまたちゃ)
東京都狭山茶東京狭山茶
神奈川県足柄茶足柄茶
山梨県-南部茶
長野県 -伊那茶、赤石銘茶
新潟県村上茶村上茶
富山県富山茶バタバタ茶(黒茶)
石川県-加賀棒茶、中居茶
福井県--
岐阜県美濃茶美濃白川茶、揖斐茶、恵那茶、下呂茶、津保茶、郡上番茶
静岡県静岡茶静岡茶、川根茶、天竜茶、本山茶(ほんやまちゃ)・玉露本山茶、掛川茶、沼津茶、牧ノ原茶、春野茶、富士茶、裾野茶、朝比奈茶・朝比奈玉露、安倍茶、清水のお茶、朝比奈、岡部茶・玉露岡部茶、藤枝茶、志太茶、榛原茶、島田茶、金谷茶、さがら茶、御前崎茶、菊川茶、小笠茶、袋井茶、磐田茶、遠州森の茶、浜松茶、足久保茶、両河内茶(りょうごうちちゃ)、庵原茶(いはらちゃ)、梅ヶ島茶、榛原茶(はいばらちゃ)、みくりや茶、渋川茶、井川茶、新山茶、水窪茶(みさくぼちゃ)
愛知県-西尾茶、西尾の抹茶・新城茶、豊橋茶、三河茶、足助寒茶(あすけかんちゃ)
三重県伊勢茶伊勢茶、度会茶(わたらいちゃ)、 飯南茶、鈴鹿茶、大台茶、亀山茶、水沢茶(すいざわちゃ)、美杉茶、香肌茶、伊賀茶、菰野茶、石榑茶(いしぐれちゃ)、芸濃茶、越賀茶
滋賀県近江茶朝宮茶、政所茶、土山茶、水口茶
京都府宇治茶宇治茶、和束茶、綾部茶、両丹茶、京番茶
大阪府--
兵庫県-丹波茶、母子茶(もうしちゃ)、朝来みどり、やしろ茶、あさぎり茶
奈良県大和茶大和茶、月ヶ瀬茶、福住茶、柳生茶、山添茶
和歌山県-色川茶、川添茶、音無茶
鳥取県-鹿野茶、智頭茶・日干し茶
島根県-島根茶、出雲茶、伯太茶・伯太番茶、大東茶・大東番茶、唐川番茶、(島根茶)
岡山県-岡山茶、美作茶、海田茶、武蔵番茶、富原茶、作州番茶
広島県-世羅茶
山口県山口茶山口茶、小野茶
徳島県-阿波茶、阿波晩茶、寒茶、相生緑茶、歩危茶
香川県香川茶香川茶、高瀬茶
愛媛県-愛媛茶、新宮茶、久万茶、鬼北茶、宇和茶
高知県土佐茶土佐茶、四万十茶
福岡県福岡の八女茶八女茶、星野茶
佐賀県嬉野茶嬉野茶、唐津茶
長崎県嬉野茶長崎茶、彼杵茶、世知原茶、ごとう茶
熊本県くまもと茶熊本茶、矢部茶、泉茶、相良茶、鹿北茶、水俣茶、岳間茶
大分県-大分茶、邪馬渓茶、因尾茶、さつき茶、津江茶
宮崎県宮崎茶宮崎茶、都城茶、日向茶、延岡茶、五ヶ瀬釜炒茶、高瀬穂釜炒茶
鹿児島県かごしま茶鹿児島茶、種子島茶、屋久島茶、さつま茶、宮之城茶、ひおき茶、まつもと茶、知覧茶、枕崎茶、霧島茶、財部茶、曽於茶、末吉茶、志布志茶、有明茶、かのや茶、田代茶、大根占茶、種子島茶、みぞべ茶、えい茶
沖縄県沖縄茶、やんばる茶

日本茶の品種一覧

日本茶の品種についてもっと知りたいという方は日本茶の品種一覧をご覧ください。

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この記事を書いた人

日本茶発見メディア茶らぼ編集部

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