日本茶の世界は難しい?
はじめまして。自分好みの日本茶発見メディア「茶らぼ」の運営担当です。
私が日本茶に興味を持ったのは2018年の年明け頃でした。ふと入った日本茶専門カフェで日本茶の美味しさに感動し、それ以来日本茶の美味しさや、奥深さをもっと知りたいという思いから日本茶について勉強をしています。
ところで、日本茶について興味を持って調べ始めると、とても多くの専門用語に出会います。
そして、インターネットの世界に馴染みも薄いためか、googleなどで検索して出てくる情報も断片的であったり、専門家向けに書かれているため、素人にはとても分かりづらいと感じることが多くありました。
今回は、そんな私自身の悩みを解決するため、お茶の初心者向けに用語辞典を作成しました。今後もどんどん追加していく予定です。
日本茶用語辞典(初心者向け)
荒茶(あらちゃ)
荒茶は、茶葉の最初の加工段階で得られる粗茶のことを指します。この段階の茶葉は後にさらに精製され、最終的なお茶の製品となります。
一番茶(いちばんちゃ)
一番茶は春の初摘みで収穫される茶葉です。この時期に摘まれる茶葉は、品質が高く、豊かな香りと味わいが特徴的です。
一芯二葉(いっしんによう)
一芯二葉は、茶葉を摘む際の基準で、新芽(一芯)とその直下の二枚の葉を摘み取る方法を指します。この部分は、特に品質が良いとされています。
一芯三葉(いっしんさんよう)
一芯三葉は、新芽とその下の三枚の葉を摘む摘み取り方です。一芯二葉よりもやや成長した茶葉を使用し、異なる味わいを生み出します。
一煎(いっせん)
一煎は、茶葉を初めて淹れることを指します。最初の煎じで茶葉の特徴が最も強く出るため、茶葉の品質を判断する重要な指標となります。
覆下栽培(おおいしたさいばい)
覆下栽培は、日光を遮ることで茶葉を育てる栽培方法です。遮光することで茶葉の旨味成分が増し、独特の風味を持つお茶が生まれます。
折摘み(おりづみ)
折摘みは、手で茶葉を摘む際に、摘んだ茶葉を折りながら収穫する方法を指します。この方法で摘まれた茶葉は品質が高いとされています。
かぶせ茶
かぶせ茶は、覆下栽培で育てられた茶葉で作るお茶です。特徴としては、渋味が少なく、甘みや旨味が強い点が挙げられます。
釜入り茶(かまいりちゃ)
釜入り茶は、茶葉を釜で加熱処理した後の状態を指します。この処理により、茶の香りが高まり、品質が向上します。
雁ヶ音(かりがね)
雁ヶ音は、茶葉の茎や軸を主にしたお茶のこと。このお茶は独特の香りと軽やかな味わいが特徴で、別名「茎茶」とも呼ばれます。
カテキン
カテキンは緑茶に豊富に含まれるポリフェノールの一種です。抗酸化作用があるとされ、健康に良い効果が期待されています。
カフェイン
カフェインは茶葉に含まれる刺激成分で、覚醒効果があります。過剰摂取は避けたい成分ですが、適量であれば集中力を高める効果があるとされています。
玉露
玉露は、覆下栽培で育てられる高級緑茶の一種です。濃厚な旨味と深い味わいが特徴で、日本茶の中でも特に品質が高いと評価されています。
茎茶(くきちゃ)
茎茶は、茶葉の茎部分を主体としたお茶です。独特の香りとサッパリした味わいがあり、リフレッシュに適しています。
ぐり茶(ぐりちゃ)
ぐり茶は、茶葉を小さな球状に加工したお茶です。見た目がユニークで、独特の飲み口と風味が楽しめます。
グルタミン酸
グルタミン酸はお茶に含まれる旨味成分の一つで、味の深みに寄与します。特に緑茶に多く含まれており、その旨味の源となっています。
剣先(けんさき)
剣先は、茶葉の形状の一つで、先端が細く尖っている形状のことを指します。品質の良いお茶に多く見られる特徴です。
濃茶(こいちゃ)
濃茶は、通常より濃い味わいのお茶を指します。特に抹茶において用いられることが多く、濃厚な風味が特徴です。
碁石茶(ごいしちゃ)
碁石茶は、その名の通り碁石のような形状をした茶葉のお茶です。独特の見た目で、個性的な風味が楽しめます。
後発酵茶(こうはっこうちゃ)
後発酵茶は、発酵を経てから製造される茶の一種です。中国のプーアル茶などが有名で、独特の風味と香りを持っています。